相談の締めくくりにしておきたいポイント3つ(実践編)終盤
こんにちは、シイです。
前回は、相談をするときに緊張しないためのコツや、相談をするときにお互いの理解を深めるためのコツをお伝えしました。
今回は、いよいよ相談の終盤です。ここでは「何をしておいたらよいのか」「何をするべきなのか」についてお伝えします。
相談の終盤 相談内容を振り返り次のアクションを確認する
■ポイント①相談内容の振り返りと確認をする
相談も終盤になると、色々な話が出ているはずです。困っていることや状況の説明、仕事の進捗、今後の見通し、上司からのアドバイス、上司の意見・・・
情報量が沢山あり、お互いにメモなどで記録を残しているとしても、思い違いしていることや忘れてしまったこと、スルーしてしまったことなどなどが往々にして起こりえます。
これを防ぐために、相談の終盤は必ず振り返りをして、そのなかで重要な点については再度確認しあいます。とくに自分が重要だと思っていても相手がそう思っていない場合、確認から漏れてしまうので注意をします。
■ポイント②今後のアクションとスケジュール感を確認する
確認が終わったら、今後とるべきアクションとおおよそのスケジュール感を話し合います。これは、困っていることを解消・解決するための具体的な策の確認です。困っていることの内容次第では、すぐにアクションが決めにくい場合があると思いますが、そこは「アクションが決めにくい案件」として識別します。これは、曖昧にしていることを残さないようにするためです。曖昧にしておくと、相手が実行する案件と誤解しやすく、案件じたいが保留状態になりかねないので注意します。
■ポイント③相談を受けてくれたことへの感謝、相談をしてくれたことへの労いを
相談をすることは、業務上のリスクを未然に防ぐ行動です。解決・解消に向けて、一歩を踏み出してください。
そして、相談のために時間を作ってくれた相手(上司など)に感謝の言葉を、相談してくれた人(部下など)に労いの言葉を、ぜひとも送ってください。
そこから相談を受け入れる土壌が生まれ、共に解決・解消のプロセスを踏み続けることで、団結力のある組織が育まれていくでしょう。
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なお、今回の相談設定で登場したAさんを例にとって話をします。Aさんは、責任感が強く遅くまで残業して仕事をこなしていました。
もしあなたがAさんのように責任感が強く、仕事を抱えてしまう人ならば、どのような気持ちが隠されているかも考えてみるとよいでしょう。ひょとすると、仕事ができないと思われるのが嫌だ、評価が下がるのが怖い、仕事ができないことを自分で認められない等々があるかもしれません。
しかし、そのために「まだ頑張れる」「もっと頑張れる」と思い続けて頑張ることは、そうそう長く続けられるものではありません。
「仕事がこなせていない自分」に焦点をあてることから、「課題を解決する自分」に視点を転換してみてはどうでしょうか?
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参考になったポイントがあれば、取り入れてみてくださいね。
それでは、また~
Byシイ