頑張れば頑張るほど孤立する?
こんにちは、シイです。
前回は、違う視点を取り入れることでマイストーリーの種を手に入れたAさんの話をしました。
今回は、「頑張る」について考えてみます。
Aさんを例にとってみます。もともとAさんは実直で真面目に仕事に向き合う人でした。日々の仕事も遅くまで残って頑張っていました。しかしAさんは、頑張れば頑張るほど職場で孤立していきました。
そこでAさんが頑張っている時の心の声を想像してみます。
「私はこんなに頑張っているのに、報われない」
「私をわかってくれる人がいない」
「でも頑張れば、きっといいことがあるはず」
「だからもっと頑張らねば」・・・
■「頑張る教」の功罪
日本人は「頑張る」という言葉がとても好きなのだと思います。
「頑張ります」や「頑張って!」「頑張りましょう」と言っている場面によく遭遇します。個人的に、頑張るという言葉には、何かを無理して力をいれる、というニュアンスを感じます。
無意識に、頑張ることはいいこと、頑張ることは必要なことと思っていませんか?
しかし、自分だけが頑張りすぎると孤立してしまう側面がある、ということを述べたいと思います。
自分だけが頑張りすぎている時、どこかで周りに対しての「怒り」や、見下す気持ちを持っていることはありませんか?
そのような気持ちを持っていると、自分では気が付かないうちに表情や声に気持ちが乗ってしまい、相手に伝わってしまいます。そしてそれが孤立へと向かわせてしまいます。
こうなると、頑張りすぎている辛さと、孤独とのダブルパンチです。
■頑張ることを休んで、視る
そのような時にお勧めしたいのが、頑張ることを休んでみるということです。
そして周りを視てみることです。頑張ることを休んで視る、です。
頑張りすぎている時は、とにかく自分の意識が凝り固まり、周りや自分が見えていないことが多くあります。競走馬がゴールしか見ずに激走しているようなものです。
■頑張ることの対極をして、中庸を目指す
頑張ることの対極は「リラックス」です。
意識的にリラックスして、心と体のエネルギーをチャージします。
次に、時間的な余裕、つまり空き時間を作ります。
ここまでできると時間の経過とともに、今まで思いつかなかった新しいやり方が思い浮かんだり、固くなった心が柔らかくなり、周りの観察をすることも出来るようになるでしょう。もし周りで必要な手助けがあれば、それをすることで孤立感を解消することが出来るかもしれません。
頑張ることとリラックスはどちらも大切なこと。頑張りすぎている人は、意識してリラックスをすることでバランスをとってみてくださいね。
それでは、また~
Byシイ