安心して働けない職場には〇〇が必要 悪口が多い職場問題
こんにちは、シイです。
前回は、先々を考えて力をつけていきたい時に忘れたくない視点として以下の点を上げました。
・会社や組織・グループ等の利益を考える視点
・自分の仕事が、会社や組織・グループ等の利益にどのように貢献しているかを考える視点
今回は、安心して働けない職場について考察し、必要な視点や必要な行動をお伝えします。
安心して働けない職場は、働くことが辛くなる
日々、仕事をするうえで、職場環境の良し悪しについて考えてみたことがありますか?
ここでは職場環境のうち、職場の人間関係に焦点を当てて話を進めていきます。
この話題を今回のトピックにしたきっかけは、あるテレビ番組の相談コーナーに寄せられたお悩みからです。
その相談内容は「休んだら職場にお菓子を持参し、周りの人に配る暗黙の習慣がある。最近は配る人数が増え、休んだ日数が増えるにしたがい高いお菓子にするなど、負担が増してきた。本音ではやめたいけれど周りの人のことを考えるとやめられなくて困っている」というものでした。
このお悩み、一見すると他愛もないと受け取られるかもしれませんが、これは働く環境、特に心理面でリスクがあるなぁ、と感じました。
この相談者さんが、やめたいけれどやめられないのは、職場の人からの非難、批判、悪口、嫌がらせなどを恐れているからだと推測します。実際に休んだ人に対して非難や悪口を言っている場面に出くわすと、自分もそうなったら嫌だという思いは一層強化されるでしょう。
落ち着いて考えると、休んだお詫びにお菓子を持っていかないと悪口を言われてしまうというより、休んで迷惑をかけた(かもしれない)ことについて、お詫びがないと納得いかない人がいるのかもしれません。コワイ...
大抵の人は、自分が悪口や批判の的にはなりたくないものです。ましてや具体的な嫌がらせを受けたりすると、健康な人でも相当な心身のダメージを受けてしまいます。
もし、職場で安心して働けない環境に気づいた場合には、職位に関わらず早い段階で手当てする必要があります。それは、心身の健康の問題だけでなく職務を果たすためにも重要な要素だからです。
不満や悪口は、人が集まれば発生するもの
人が集まれば、様々な価値観があり個性も色々でしょう。同じ環境、同じ条件で働いていても、不満に思う人、悪口を言う人は必ずいます。
不満や悪口を言わない人でも、自分が不利な状況に陥ったり誤解されたりすることで、いつしか不満や悪口の発信者になることだってあり得ます。
一方で、どんなに自分が周りの人に対して気を配っていても、不満や悪口の対象になることもあるでしょう。
仕事に問題があるのなら耳を傾ける必要がありますが、個人的な感情である場合には、どのように対処したらよいでしょうか。
不満や悪口を封じず、目線を変える
不満や悪口は、やめろと言っても、簡単には止まりません。しかし、放っておくこともできません。
その場合には、メンバー全員が目線を一つにして仕事に取り組むように働きかけることを提案したいと思います。
具体的には、職場における各人のミッション(仕事の役割と目標)を、組織メンバー内で明確にし、共有します。
組織が大きい場合には、課やグループとして共有することでもよいと思います。
不満や悪口は「人」に向かいがちです。それを「ミッション」へ目線を変え、メンバーと共有するのです。
このミッションを共有する狙いは、
・他者のミッションをメンバー全員が理解することで、「人」から「ミッション」に目線を変える
・他者の仕事を理解することで、他者の事情を理解できるようにする
です。
また、ミッションの共有の先には「仕事の進捗を定期的に把握し、状況に応じてカバーしあう」ことも必要になってくるでしょう。
以上、お菓子配りのお悩みから発展させて、職場の悪口問題への解決法をご紹介しました。
もしあなたが悪口や不満が多い職場で胸を痛めている場合には、一般職であれば管理職に相談や提案をしてみてください。もしあなたが管理職であれば、具体的なアクションを検討してみてください。
安心して働けない職場にはミッションの共有が必要、でした。
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参考になったポイントがあれば、取り入れてみてくださいね。
それでは、また~
Byシイ