受け身体質になった理由(ストーリー)
こんにちは、シイです。
前回は同じ職場に勤めるBさんとCさんの会話をご紹介しました。
対照的な考え方のお二人。
今回は、BさんがCさんとの会話を振り返るところからスタートです。
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BさんはCさんをランチに誘って本当に良かったと思いました。疑問に思ったことを色々聞くことができたし、Cさんからの想定外の答えにびっくりしたり、学びになることばかりでした。
そしてBさんは思いました。
「同じ職場にいながらも、こんなにも違う考えの人がいるなんて、、、自分は仕事を楽しいと思ったことなんてなかったし、将来どんな仕事をしたいかなんて、もっと考えたことがなかった・・・私は何をしたいんだろう」
そんな思いが湧いてきましたが、自分のことなのにサッパリわかりません。
そこでCさんがお母さんのことを話してくれたので、Bさんもお母さんのことを思い出してみました。
「うちのお母さんは、専業主婦。一人っ子の私に対して教育熱心で『いい大学に入っていいところに就職しなさい。そうすれば幸せになれるんだから』が口癖だった。私は学校でいじめられないように、目立たずに一人で過ごすことが多かった。小学生の時にいじめられて辛かったことが忘れられなかった。その頃からなのか、いつも淡々と過ごすようになった。自分の気持ちを感じないようにしていたのかもしれない・・・」
そう思ったBさんは、今でも自分の気持ちを感じないようにしているのではないかと思い始めました。
そして「余計なことをして怒られたり、いじめられたりするのはもう嫌だ」という思いが頭に浮かび、目が潤んできました。
それからの自分は「言われたことは、しっかりやる。だけど、でしゃばらずに目立たなくしている」のがモットー。
・・・これが受け身体質になった理由・・・
「あぁ、いじめれたことを記憶から消してしまいたい!」
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次回は、Cさんとランチふたたび、です。
それでは、また~
Byシイ
*このお話はフィクションです。