相談中これで緊張しない 相談を有意義にするコツ(実践編)中盤
こんにちは、シイです。
前回は、相談序盤で伝えたいこととして、相談の主旨を伝えるポイントを3点お伝えしました。
具体的には「困っていること」「自分が思う解決している状態とは」「できていないことの原因と解決案」になります。
ここまで、話せたらいよいよ相談は中盤に入ります。
今回のトピックでは、特にこんな方にお読みいただきたい内容になっています。
・相談などの面談は、緊張で頭が真っ白になってしまい、上手く話せない
・相談する相手が威圧的に感じて、言いたいことや言わなければいけないことが言えない
・自分のことで精いっぱいなため、相手の話したことを忘れてしまう、間違えて理解してしまう、理解できていない
そのような経験がある方に、ぜひ参考にしていただきたいと思います。
それでは、相談を有意義にするための技とコツをお伝えしていきましょう。
相談の中盤 相談を有意義にするコツ <自分が用意した資料(紙)を使い切る>
以前「相談するとき上手く伝える3つのコツ(準備編)」を掲載しました。このトピックでは面談の下準備として、困っている状況の具体的な記録を詳細に取り、A4用紙1枚にまとめるということをお伝えしました。
そうすると、あなたの手元にはA4用紙1枚と詳細に記録した用紙があるはずです。その紙を相談の中盤で有効に使い切ります。
どのように使っていくのかを、3つお伝えします。
■コツ①序盤の内容をお互いに紙で確認する
まずA4用紙1枚にまとめた資料(紙)を相談相手に渡します。自分と相手がそれぞれに資料を持っている状態にします。
そこから、序盤で話した内容を復習します。文字情報があると短時間で内容が把握できますし、もしお互いの認識に誤りや不足があれば、ここで補正することができるようになります。複雑な相談であれば、一緒に読み合わせをすることを申し出てもよいでしょう。
コツ②紙を見ることで相手と視線を合わせない
相談するときに緊張してしまう方や、言いたいこと・言わなければいけないことが言えない方は、相手と視線を合わせないほうが上手く話せます。その時に上手く使いたいのが、この資料(紙)です。
お互いの目線が資料(紙)に集中することで、相手に違和感を持たれずに、自分が「聞くこと」「話すこと」に集中できるようになります。
ご自身が舞台上でプレゼンをする時を想像してみてください。たくさんの人が自分を見ていると、それだけで緊張しませんか?人の視線を浴びるというのは、それだけ緊張してしまうものです。
お互いの目線を資料に向かわせるのには、他にも利点があります。
相手の表情や態度を見ないですむので、自分の言い方が悪かったかな?とか、気を悪くしたかな?など、自分を責めるような思考をブロックする助けになるでしょう。
相談時には、自分を責めるのではなく「聞くこと」「話すこと」に集中しましょう。
コツ③相手の考えや教えてもらった内容を、資料(紙)に書いてもらう
相談が中盤になると、相談相手から色々な確認や質問がされます。教わることや提案事項もあるでしょう。その時もしわからないことがあれば、資料の中に書き込んで説明してもらいます。この書き込みは非常に役に立つものでして、自分の理解が深まるだけでなく、あとから振り返りが出来るので、忘れてしまうことを防くことができます。
なお、ここでも書き込みをしてもらう時間は、相手と視線を合わせずに話ができますので、緊張することを予防することができます。
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相談するときは、自分に引け目を感じている人も多いのではないでしょうか。その状態は責任感が強い人ほど、自分を責めてしまいがちになります。そのような時は相手の様子を出来るだけ違和感なく見ないようにして、マイナスな思考をブロックする「紙を使う技」。
相談内容を紙で確認し、加筆することで理解を深める「紙を使う技」。
参考になったポイントがあれば、取り入れてみてくださいね。
それでは、また~
Byシイ